おばあとおじいに学ぶこと
去年のことになりますが、田んぼが済んだ時分に、近森のおばちゃんが石垣をついていました。もうまもなく80歳になろうと言うおばちゃんが、20kgからの重さがある大きな石を河原や土場から拾って来ては、自分の田んぼまで持ってきて、ついてます。
え~、おばあのやることじゃないよにゃー!びっくり!
H田「おばちゃーん、元気やねー、すごいねー、えろうないー?」
おばちゃん「んー、ほうでもないぜー。まあ、息子らが怪我するにえいかげんやめいって言うけんど。おばちゃんらぁ、昔からこんなことばっかりしゆうがやき、どうちゅうこたない」
H田からすれば、石運ぶだけでもやっと、積むにもやっと、田んぼまで持ってくにもやっとという作業のことにも、相槌を打つくらいの軽さで答えるおばちゃん。相変わらず飄々としてて、超かっこいい。
H田だったら、「もうまじ無理。超えらい」とか何とか言って、労働の大変さを吹聴することでしょう。ジュースおごってもらうのを期待しながらネ!!
近森のおばちゃんの何が好きかって、人の世話をするにも、自分が仕事するにも、あんまり理由つけないところです。常に自分が好きでこうしてるというスタンスで、それ以外の弁解がない。
こんなに頑張ったのに、こんだけしてあげたのに…という、自他に借りを作らない姿勢。これぞ、男は黙ってサッポロビール!!
ただ、その半年後、軽トラでこけて、体を傷めてしまい、不自由この上なかったことが、ものすごーくうらめしそうでした。健康第一!のしゃかりきボディが自慢だったのに、ガンガン働けないことが相当、悔しかったようです。
まあ…70余年もいきてりゃ、そんなこともあるよ。2●歳のH田が言えた義理じゃないけど。
近森のおばちゃんに限らず、オーバー60くらいから、ホントに元気なおじい、おばあが多いです。
やっぱり息子に心配されてるけど、波が高い日でも船を出す87の船頭のおんちゃん。
「来年生きちょったら、また南瓜植えたい」とやる気を見せて92でぽっくりいった、芳川のおんちゃん。
傾斜40度くらいあるんじゃね?みたいな栗林をチェーンソーで草刈りする76の章ちゃん。
すごいよなあ。
グランマ・モーゼスっていう、農業で生計を立て75歳にして画家になったおばあちゃんは
「わたしの生涯というのは、一生懸命に働いた一日のようなものでした」
と自伝の最後に書いているそうです。
私もこう言って死ねたらいいなあ。
ちょっとまだ言えねえなあ。
よし、(ぼちぼち)頑張るぞ!













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